三大洋・六大陸・地域区分から考える地球の姿とは?【中学地理】

どうも、いろ社研の所長です!

今回は、中学地理で学ぶ『地球の姿』の単元について、解説していきたいと思います。

『地球の姿』では、主に海洋(三大洋)や大陸(六大陸)、世界の地域区分(州区分)について学ぶことが多いですね。

それではまず、それぞれの内容を整理してみましょう。

◇三大洋と呼ばれる太平洋・大西洋・インド洋

海洋とは地球上にある海のことです。地球の表面積の約70%が海洋となります。海洋の割合が高いことから、地球は「水の惑星」と呼ばれることもあるわけですね。

海洋の中でも特に大きなものを三大洋と言います。最も大きな海洋が太平洋で、次に大西洋、そしてインド洋の順になります。

地図で見れば、次のような位置にそれぞれあります。

ここで気になるのが、それぞれの海洋の名前はどのようにつけられたのか?ということ。

特に太平洋と大西洋は、「たいへいよう」と「たいせいよう」と読むのに、漢字が「太」と「大」で違うから混乱しやすいですよね。なんで漢字が違うんだろう?と、疑問に感じている人も多いのではないでしょうか。

それではまず、それぞれの海洋の名前の由来を確認してみましょう!

マゼランにとって平和な海だった?-太平洋の名前の由来-

太平洋という名前は、世界一周を目指した探検家のマゼランが命名したことに由来します。マゼランが乗る船が太平洋に出たとき、航海が静かだったことから、彼はその海を「平和な海(Mare Pacificum)」と名付けたそうです。

この言葉が中国で訳されて、漢字で太平洋と表すことになったようです。

ちなみに、日本でも幕末の頃には太平洋という言葉が使われるようになったそうですが、当時は「大平洋」と表されているものが多くあったそう。紛らわしいですよね…。

ただ、明治の頃には太平洋で表すようになったそうで、ひと安心。覚えるときは間違えないように気を付けましょう!

天を支えるアトラスか、伝説の大陸アトランティスか-大西洋の名前の由来-

大西洋という名前は、ギリシア神話か伝説の大陸に由来すると考えられています。

まず、ギリシア神話では、世界の果てで天を支えているアトラスという神がいます。そのアトラスの先の海が「Atlantic Ocean」ということで、これが大西洋の由来だと考えられています。

次に、古代のヨーロッパでは、大西洋上に伝説の大陸アトランティスが存在したと考えられていたそうです。その大陸の周りの海が「Atlantic Ocean」ということで、これが大西洋の由来だと考えられています。

どちらの説が大西洋の由来なのか、はっきりと分かっていないようですね。ただ、この「Atlantic Ocean」が中国で訳されたときに、漢字で大西洋と表すことになったようです。

この言葉が日本にも伝わって、人々に使われるようになったということですね。

南アジアに流れるインダス川-インド洋の名前の由来-

インド洋は、インドの南側に広がる海洋なのでインド洋と呼ばれています。インドの国名の由来は、パキスタンに流れるインダス川だと考えられています。

インダス川の「インダス」は、古くから現在のインド周辺で活動していた人々の言葉で、水や大河という意味の「スィンドゥ(shindu)」に由来しています。そのスィンドゥが人々に伝わっていき、そして「インダス(indus)」となったそうです。

以上のように、三大洋の名前の由来もそれぞれ違いがあるということが分かりますね。

◇六大陸と呼ばれるユーラシア大陸・アフリカ大陸・北アメリカ大陸・南アメリカ大陸・オーストラリア大陸・南極大陸

大陸とは地球上の陸地のうち、面積の大きなものを指します。地球の表面積の約30%が陸地となります。海洋の表面積が約70%なので、海洋と陸地の面積の割合が7:3になるということですね。

陸地の中でも特に大きな大陸を六大陸と言います。六大陸は、ユーラシア大陸やアフリカ大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、オーストラリア大陸、南極大陸の六つとなります。

地図で見れば、次のような位置にそれぞれあります。

六大陸の中で最も大きなユーラシア大陸は、その名前の由来がユニークなんです。

ヨーロッパは「Europe」、アジアは「Asia」なので、合わせてユーラシア「Eurasia」となります。なかなかセンスのある名前の付け方ですよね!

はるか昔、六大陸は一つの大陸だった?

このように、地球上には六つの大陸がありますが、はるか昔これらの大陸は一つの巨大な大陸だったそうです。どういうことなのか?

1912年に、ウェゲナーという学者が大陸移動説という考えを主張しました。彼は、かつて地球の大陸は一つの巨大な大陸で、それが分かれて移動して、今の六大陸になったと主張。

大陸が動いているとは、なんともすごい考え方ですよね。しかし、彼の主張は当時の人々に受け入れられなかったそう。なぜなのか?

そもそも、どうやって大陸が動いているのか?という疑問に答えることができなかったようです。大陸が動いているって言われても、地面が動いている感じもしないですしね…。当時の人々が信じるのはなかなか難しかったでしょう。

しかし近年、大陸が動く仕組みが分かったことで、晴れて、彼の主張が注目されることになりました!

一度は否定された考え方も、改めて評価されることがある。これが研究の素晴らしさですよね。

◇世界をいくつかの地域に分ける方法

世界の地域を分けるときに、よく使われるものが州に分ける方法(州区分)です。

州区分とは、南極大陸以外の世界の国や地域を6つに分けた区分のことです。世界はアジア州、ヨーロッパ州、アフリカ州、北アメリカ州、南アメリカ州、オセアニア州に分けられます。

アフリカ州や北アメリカ州、南アメリカ州は大陸名が州の名前にもなっています。オセアニア州はオーストラリア大陸と周辺の島々からなります。

アジア州とヨーロッパ州はどちらもユーラシア大陸にあるので、どこからどこまでがアジア州で、どこからどこまでがヨーロッパ州となるのか分かりにくいですよね。この境目になっているのが、ウラル山脈という山脈です。この山脈を境目として東側がアジア州、西側がヨーロッパ州に分けられることになりました。

また、アジア州は、東アジアや東南アジア、西アジア、南アジア、中央アジアにも分けられるのでここでしっかりと覚えておきましょう。

◇まとめ:重要語句の意味を整理したものや、詳しく解説したものはこちら!

今回は、中学地理で学ぶ『地球の姿』の単元について、主に海洋(三大洋)や大陸(六大陸)、世界の地域区分(州区分)を解説してきました。

以下に要点をまとめると、

  • 三大洋:太平洋、大西洋、インド洋
  • 六大陸:ユーラシア大陸、アフリカ大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、オーストラリア大陸、南極大陸
  • 州区分:アジア州、ヨーロッパ州、アフリカ州、北アメリカ州、南アメリカ州、オセアニア州

ということになります。名前の由来などを覚える必要はありません。重要語句がどういうものなのかをしっかりと整理して、覚えるといいでしょう。

これらの重要語句の意味を整理して詳しく解説したものが、以下のリンク先にあります。予習や復習、試験勉強にも使えるので、合わせて利用してみてください。

◇動画で解説もしています!

重要語句を中心に整理したノートファイルを使って、動画で解説もしています。時間のある時にでも利用してみてください。

また、動画内で利用しているノートも以下のリンク先にあります。予習や復習、試験勉強にも使えるものなので、合わせて利用してみてください。